去った４月２９日、木曜日。
私のプロデューサーで、親愛なる音楽パートナーの
“KONDIさん”こと近藤宣幸さんが天国へ旅立ちました。


私を愛すべき“音楽”へと導いてくれたKONDIさん。

２００７年の出会いからこれまで
音楽の奇跡を信じて、数々の場面を共に乗り越えてきました。

いつでも少年のように純粋に無邪気に、
揺るぎない音楽への愛を抱いて生きていて
誰に何と言われようと、何と思われようと、
どんなときにも私の歌を愛し、誇りに思っててくれました。
そして、私を応援してくれるファンの皆さんのことを心から愛していました。

思いっきり叱ってくれたり
照れずに真っ直ぐな気持で褒めてくれたり
真剣にダメだししてくれたり
お腹の底から笑わせてくれたり

他人である私にいつだって正面から向き合ってくれた
かけがえのない理解者でした。

笑顔ばかりじゃなく
涙ばかりでもなく

KONDIさんと過ごしたこの数年間は、本当に喜怒哀楽に満ちた日々でした。

「音楽は愛だよ！」
これはKONDIさんがよく言ってた言葉です。
ときどき立ち止まろうとする私を、
そうやって何度でも励ましてくれました。


感情が豊かで、感受性が強くて、
人一倍、人に「与える」ことを惜しまない、
太陽のような笑顔の持ち主！

もしかすると宇宙は愛で出来てるんじゃないか、って
そう思わせてくれる存在。

どんなに時がたっても、
この先どれだけたくさんの景色を見て、出会いを重ねても
彼ほどの人に出会えることはもう二度とない。
きっと、KONDIさんを知る誰もがそう思ってることだと確信します。


２９日の夜、私はお世話になっている大好きなピアニスト・塩谷哲さんのトリオLiveにて
飛び入りで一曲歌わせていただくことになっていて、
何気なく、私の幼いころからの思い入れの強い“Yesterday Once More／カーペンターズ”を選曲したんです。

たしかそのLiveの１０日前だったかな、
KONDIさんにイエスタデイワンスモアやろうと思うって話したら
「実はその曲、僕にとってもすごく大切な、大好きな一曲なんだ～」って
そう言ってすごく喜んでくれました^^
「なんだか運命を感じるな～」って。

最後にあの歌でお別れできたことは本当に運命というか、
必然というか…
最後まで音楽に導かれてるなって、
KONDIさんらしいなって思います。


音楽の奇跡を何十年も信じ続け、
国やジャンルという壁で区切る必要のない多数の“音楽”を日本に届けてきたKONDIさん。
彼がきっかけで音楽に目覚めた人は本当に沢山いると伺います。
音楽史上になくてはならなかった、まぎれもない音楽の伝道師。
音楽を心から愛し、音楽に愛されたKONDIさんの思いは
これからも決して褪せることなく永遠に受け継がれていくものです。

私もそれを受け継ぐ者の一人として
これからも、死ぬまで音楽と向き合って愛と魂で歌い続けます。

いつか私が目を閉じるその時は
また、あの最高の笑顔で会えますように。
それまで毎日を一生懸命に生きます^^

あの夜の満月はとても眩しくてまん丸でした。





KONDIさんがくれた出会い、ぬくもりに
心からの愛と感謝をこめて。


ありがとう！
We're always together ^^